こんにちは。ゲームの情報をお届けするWebメディア「GameWith」編集部のゴードンと申します。
今回はNintendo Switchソフト『マリオカート8 デラックス』で、レースで1位を目指すための応用テクニックやコツをご紹介します。
なお、基本的なテクニックはこちらの記事でご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
※こちらの記事では「Joy-Conグリップ(Joy-Con 2本持ち)」および「Switch Proコントローラー」を使った操作でご紹介しています。
順位をぐんと上げるテクニック:ワンランク上のレース運び編
まずは、レース中に使えるワンランク上のテクニックをご紹介します。
ライバルが前にいたら「スリップストリーム」で逆転のチャンス
走行中に他のマシンの後ろにピッタリついていると、風を切るようなエフェクトが発生します。
エフェクトが出ている状態でライバルの真後ろをキープしていると、空気抵抗を減らす「スリップストリーム」が発動し、一定時間スピードアップすることができます。
細い道やコーナーのインコースは、走行ラインが限定される分、ライバルの後ろを取りやすいので、積極的にスリップストリームを狙えるポイントです。
後方視点を活用してライバルの様子を確認
走行中にXボタンを押すと、視点が変わってマシンの後方を確認することができます。
レース中はつい前方に集中しがちですが、ときどき後ろを振り返ることで、ライバルがどのくらい近づいてきているか、どのアイテムを持っているかなどを知ることができます。
また、後ろのライバルを見つけたときは、「バナナ」などのアイテムをぶつけたり、わざと蛇行して先ほどご紹介したスリップストリームを防いだりすることで、上位を守りやすくなります。
ときにはスピードを落とすこともレースでは大事
レースに慣れてくると、前に出るためにスピードを出したくなりますが、勢いあまってコースアウトしてしまうと減速してしまい、ライバルに差をつけられてしまいます。
急なカーブや走り切るのが難しそうなコースの際は、Bボタンを押してブレーキをかけつつ慎重に走った方が、結果的に走りを安定させることにつながります。
特にレースの「はいきりょう」が「150cc」や「200cc」になってくると、どのマシンでもかなりの速度が出るため、コースアウトの危険性も高まります。
コースの形状を見ながら、安定した走りを心がけましょう。
また、雪道や雨がふって、通常よりも滑りやすくなっている道もあります。
こういった路面ではマシンを制御しにくくなるので、どの速度までなら曲がりきれるかしっかり把握しておくと、スムーズに走れるようになります。
順位をぐんと上げるテクニック:タイプ別、コーナーの攻め方編
コーナーはプレイヤーの腕が試される場所です。
ここからは、トップを目指す上で避けて通れない「コーナリング」のテクニックをコーナーのタイプ別にご紹介します。
緩やかなコーナーでは内側を攻める
コーナーは、外側よりも内側のほうが走る距離が短くなります。
最短距離を走る分コーナーをより速く抜けられるので、緩やかなコーナーはドリフトを活用して積極的にインコースを狙ってみましょう。
角度のあるコーナーは「アウト・イン・アウト」を心がける
急なコーナーでは、緩やかなコーナーと同じようにインコースへ入りすぎると曲がり切れなくてコースアウトしやすくなります。
無理なくコーナーを曲がるためには、外側からインコースに向かっていき、最終的にアウトコースへ抜けていく「アウト・イン・アウト」と呼ばれる走り方が効果的です。
コースを大きく使う分、走るコースの角度を緩やかにすることができるので、コースアウトせずに曲がり切れるようになります。
アウト・イン・アウトの流れはこちらの動画をご覧ください。
「S字コーナー」は直線的に走ることを意識
コーナーが連続している地帯は「S字コーナー」と呼ばれ、右へ左へと連続して曲がっていきます。
次々違う方向へ曲がっていくためライン取りしにくいのですが、細かくドリフトを刻みつつ、なるべく直線的なラインで抜けていくとスピードを落とさず走ることができます。
密集地帯のコーナーは順位が下がってしまうリスクも
コーナーのインコースは、速く走れる分ライバルも積極的に狙ってくるため、自然と密集しやすいポイントです。
密集した状態だと、アイテムの攻撃を受けやすい、自分のマシンが軽いと吹き飛ばされやすいといったように、順位低下につながるリスクがあります。
ときには理想的な曲がり方にこだわりすぎず、ライバルを避けていくこともレースで勝つポイントになります。
順位をぐんと上げるテクニック:アイテムの使い方・上級編
アイテムも、それぞれの特性や効果を踏まえて、使うタイミングや場所を選ぶことでさらに効果を高めることができます。
ここからは、応用的なアイテムの使い方をいくつかご紹介します。
「ダッシュキノコ」を使ってショートカット
「ダッシュキノコ」には、コースの直線でダッシュする以外にも効果的な使いみちがあります。
コーナーでさらにインコースを走ったり、通常は減速してしまう路面を進むことでコース自体をショートカットできたりと、上手く使えばライバルに大きく差をつけることができます。
自分の走り慣れたコースでさらに速く走れるようになりたいときは、どこかにショートカットできるポイントがないか探してみるのもおすすめです。
ショートカットできるポイントは、コース外にあるジャンプ台などの目印から探す、上手なプレイヤーのタイムアタック記録「ゴースト」がどんな風に走っているかを確認するといった方法から見つけられます。
アイテムは守りにも使える
「ミドリこうら」や「バナナ」といったアイテムは、Lボタンを長押しすることで、投げずにマシン後方へぶら下げることができます。
アイテムを後ろにぶら下げておくと、プレイヤーめがけて追尾してくる「アカこうら」など、後ろから飛んでくるアイテムも防ぐことができます。
※操作方法について間違った記載がありましたのでお詫びして訂正いたします。(4月26日 11:30追記)
このように、ライバルからの攻撃を防ぐことにも使えますので、上位を走っているときほど後ろを意識してアイテムを使うテクニックが必要になってきます。
使うタイミングを見極めて狙い撃ち
手に入れたアイテムをすぐに使わず、使いどころを見極めるのも戦略のひとつです。
たとえば、ライバルがアイテムを持っているときに、アカこうらを投げても防がれてしまう可能性がありますが、アイテムを使い終わった直後を狙えば、当てやすくなります。
前を走るライバルを狙い撃ちしたいときこそ、焦らずに観察してみることが大切です。
また、一部のアイテムは、画面右のミニマップを見ることで使用状況を確認することができます。
たとえば、「スター」を使用しているキャラクターがいるとアイコンが虹色に光ります。
これを利用して、無敵になっているキャラクターが少ないことを確認してから「サンダー」を使えば、より多くのライバルを巻き込めます。
他にも「キラー」(アイコンがキラーのマークに変化する)、「テレサ」(使用したプレイヤーのアイコンが消える)についてもミニマップの表示に変化が現れるので、レース中は小まめに確認するようにしましょう。
1位を目指すためのキャラクター・マシン選び
レースでトップを目指すためには、自分にあったキャラクターとマシンを選ぶことも重要です。
ここでは、それぞれのキャラクター・マシンの特徴や選ぶポイントについて紹介します。
キャラクターごとに得意な走り方は異なる
『マリオカート8 デラックス』には、シリーズ最多となる42体のキャラクター(『マリオカート8 デラックス コース追加パス』購入者や、「Nintendo Switch Online+追加パック」加入者は、新キャラクター「キャサリン」を含む43体のキャラクター)が登場しますが、それぞれ最高速度などのステータスが異なります。
キャラクターは大まかに「軽量級」「中量級」「重量級」の3種類に分けられます。得意な走り方が異なりますので、1つずつご紹介します。
軽量級キャラクターの特徴
軽量級は軽さを活かして走るキャラクターたちで、最高速度に達するまでの加速力が高く、カーブをなめらかに曲がりやすいという特徴があります。
コースアウトしてしまってもすばやくリカバリーができるほか、曲がりくねったコースでも力を発揮してくれます。
「キノピオ」「ベビィマリオ」「ベビィピーチ」「クッパJr.」「レミー」などが軽量級のキャラクターです。
重量級キャラクターの特徴
軽量級と対象的なのが重量級のキャラクターたちで、最高速度が速く、ライバルたちとぶつかっても吹き飛ばされにくいです。
とにかく直線で速く、狭い道でも吹き飛ばされてコースアウトしにくいといった強みがあります。
「クッパ」「ドンキーコング」「ロゼッタ」「ワルイージ」「リンク」などが重量級です。必ずしも、見た目が重そうなキャラクターばかりではないので、注意が必要です。
中量級キャラクターの特徴
最後の中量級は、軽量級・重量級の間を取ったバランスの良いキャラクターです。
クセが少なく使いやすい性能で、「グランプリ」などさまざまな種類のコースを連続で走るときには、どのコースにも柔軟に対応できます。
「マリオ」「ルイージ」「ヨッシー」「むらびと」「ガール(インクリング)」などが、中量級の主なキャラクターたちです。
マシンをカスタマイズして性能を強化
操作キャラクターの他に、コースを走るマシンもレースに大きく影響します。
レースに勝利するためには、走るコースの特徴にあわせたマシンをカスタマイズすることが重要です。
ここからは、マシンを構成する各パーツの性能と、カスタマイズする際の考え方についてご紹介します。
3つのパーツでマシンの性能を決定
マシンは3種類のパーツで構成されます。マシンの基本性能を決める「フレーム」、スピードやハンドリングのしやすさなどに影響する「タイヤ」、かそく・おもさなどの調整に使われる「グライダー」に分けられ、それぞれのパーツをレース前にカスタマイズできます。
フレームは「カート」「ATVバギー」「バイク」の3種類に分けられ、見た目だけでなく安定性やスピードといったすべての要素に影響する重要なパーツです。各フレームを様々なコースで乗りこなし、それぞれの違いを理解しておきましょう。
タイヤは、スピードやまがりやすさといった要素に強く影響します。スピードの出やすいタイヤ、相手に弾き飛ばされにくいタイヤ、コーナリングがスムーズなタイヤなど様々な特徴から選べるので、特性に合わせて選択しましょう。
グライダーは、マシンのおもさやかそくを中心に影響を与えるパーツです。他の2つのパーツよりはレースへの影響度は小さいので、迷った際は他に選んだパーツを踏まえて、ステータスのバランスがとれるパーツを選ぶようにするとよいでしょう。
レース戦略やキャラクターの特性を踏まえたカスタマイズを行う
マシンをカスタマイズする際は、どのようなレース運びにしたいかを意識してパーツを選ぶことが重要です。
たとえば、先行逃げ切り型のレースをしたいときは、できるだけスピードの要素が高くなるパーツを選び、最高速度を重視したカスタマイズにしましょう。
また、使用するキャラクターの特性を踏まえたカスタマイズを行うのもよいでしょう。
たとえば、クッパなどの重量級キャラクターはおもさやスピードが優れている代わりに、かそくが低いことが弱点です。そういったキャラクターを使いたいときは、かそくが上がりやすいパーツを組み合わせることで、キャラクターの弱みを補ったバランスの良い走りが期待できます。
逆に、カスタマイズでキャラクターの強みをさらに伸ばすという考えもあります。
重量級キャラクターを使うときにおもさを高めるパーツを選ぶと、さらに重量を強化させることができ、少しぶつかられたくらいではほとんどよろめかなくなります。
例えば、狭くて密集しやすいエリアが多いコースでこのようなカスタマイズを採用すれば、密集地帯でも走りたいコースをライバルに奪われにくくなります。
特徴のあるコースでトップを狙いたいときなどは、キャラクターの強みも掛けあわせた特化型のカスタマイズも検討してみてください。
このように、カスタマイズには無数の組み合わせが存在します。色々なパターンを試しながら、自分にあったマシンを探していきましょう。
まとめ
『マリオカート8 デラックス』で1位を目指すための、応用テクニックやコツ、マシン選びの方法などをお伝えしました。
少し難易度の高いテクニックも含まれますが、うまく使いこなせない場合、まずはできそうなものからチャレンジしてみてください。
今回ご紹介したテクニックをレースで実践し、様々なコースで活用できるようになれば、自分の走りが一歩先に進んだことが実感できると思います。
テクニックが上達してくればレースがますます楽しくなってくるので、ライバルたちと競い合いながらトップを目指しましょう。
- 第1回:ライバルたちに差をつける基本テクニックを紹介。
- 第2回:1位を目指すための応用テクニックを紹介。
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