不思議な黄金像にまつわる死の連鎖を描いた謎解きミステリー『The Case of the Golden Idol: Complete Edition』が配信中です。
クラウズリー一族と黄金像
クラウズリー一族に代々伝わる「黄金像」に関わった者は、なぜか凄惨な最期を遂げる――本作はこの黄金像にまつわる謎を解き明かしていくミステリーアドベンチャーです。
事件の始まりは1742年。
貴族の「アルバート・クラウズリー」は、相棒とともに訪れたとある島で、不思議な黄金像を入手します。しかし喜びもつかの間、島では相棒が謎の事故により絶命。その後、黄金像を受け取ったアルバートの息子「セバスチャン・クラウズリー」も不可解な死を遂げ、彼の遺産相続では像を巡る醜い争いにより再び犠牲者が……。

黄金像の周辺には死がつきまとう。
この死の連鎖は、単なる偶然なのでしょうか? あるいは黄金像にかけられた呪いなのでしょうか? その答えは誰にもわからないまま、クラウズリー一族に次の犠牲者が出ようとしていました。
綿密な調査と文章の穴埋めで謎を解く
本作は1話ごとに異なる調査と謎解きが待ち受けていますが、ここでは黄金像を手に入れる第1話を少しご紹介します。
画面を見ると、海が見える崖の上に男性が一人、その下の波打ち際で倒れている別の男性が一人います。彼らは何者で、いったいここで何をしているのでしょうか? ひとまず“!”や“?”の場所を調べてみます。

第1話の開始直後の画面。ここで何かが起こったようです。

テントの横にある2つのリュックサックは男性らの荷物でしょうか。

男性が持っていた同意書に記載されているこの人物は一体……?
このように、登場人物の持ち物や発言などから状況を把握していきます。しかし、現場を調べたぶんだけ情報量が多くなっていきますから、混乱しないためにも明らかになった情報を整理しながら進めていくのがポイントです。

先ほどの同意書から2人の名前を推測します。

崖の奥には島が見えているので、この位置はおそらく……。
情報がそろったら、いよいよ謎解きです。各話ごとに用意されている空白だらけの文章を完成させていきます。文章に当てはまる地名や人物などの単語を正しく選択できれば、事件の真相が明らかになります。

誰が誰を崖から突き落としたのでしょうか?
本作の最大のポイントは、ひとつひとつの証拠を状況に照らし合わせて、細かい部分まで推理しないと解答にたどりつけない点です。適当に単語を入力しても正解は遠く、また推理に必要な証拠は必ずしも文字で表されるとは限りません。さらに過去の話がヒントになっている場合もあり、話の間を行ったり来たりすることも。

とある事件で遭遇したこの男性は……。

別の物語の別のシーンにも登場していました。名前を変え、話をまたいで怪しい行動をしている人物のようです。
後半の物語になると、埋めるべき文章の量も増えていきます。少しずつ推理を重ねてこれらの空白を埋めていくのが本作の醍醐味です。

苗字と名前を一致させるのもひと苦労。

後半の物語では文章のほとんどが空白に!
このように本作は、クラウズリー一族を追うように調べて推理するという、重厚なミステリーを味わいたい方にオススメのゲームです。
はたして黄金像をめぐる相続争いの行方は? そして、黄金像に隠された秘密とは……。ぜひあなたの手で物語の結末を見届けてください。
また、クラウズリー一家の悲惨な事件から200年後を描いたシリーズ最新作『The Rise of the Golden Idol』も現在配信されていますので、そちらもチェックしてみてください。
それではみなさん、よいインディーライフを!
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