『ゼルダの伝説』のニュースや制作秘話をお届けします。
6.26
ファントムの装備
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
アシスタントディレクターの岩本です。こんにちは。
追加コンテンツ第1弾「試練の覇者」では「ファントムの装備」が手に入ります。
ファントムはニンテンドーDSで発売された『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計(2007年)』や『ゼルダの伝説 大地の汽笛(2009年)』に登場する、正面からはどんな攻撃も通用しない、強固な鋼の鎧を身にまとった騎士です。
『夢幻の砂時計』は「ペンアクションアドベンチャー」というジャンルで、タッチペンをなぞるように動かしてリンクを操作するのが特徴です。このゲームの開発当初に「倒すことができない敵を作って、ダンジョン内を逃げ隠れする鬼ごっこのような遊びをしたい!」という話をしていて、そこからファントムが生まれました。 攻撃も通用せず、攻撃されれば一撃で倒されてしまうので、見つからないよう、ときには仕掛けを利用して、隠れながらダンジョンの奥深くを目指す。そんな遊びの中でファントムは登場します。こう書いてみると、今作に出てくるガーディアンとどことなく通じるものがありますね。
そして『大地の汽笛』でも再び……。今度は魂となったゼルダ姫がファントムに憑依することによって、リンクとファントムが協力してダンジョンの謎を解いていきます。いかつい形相のファントムがお姫様らしい振る舞いをするのも、ちょっとした見所です。
今作のリンクはそんなファントムの装備を着用できるようになります。ゼルダ姫が憑依したデザインですので、女性らしい色味です。この装備には「攻撃力アップ」の効果があるので敵の攻略に役立つはずです! 楽しみにしていてください。 明日はアートディレクターの滝澤から「ミドナの冠」についてです!
岩本 大貴
アシスタントディレクター
6.25
コログのお面
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
こんにちは。ディレクターの藤林です。
本日から6月30日(金)の配信まで毎日、追加コンテンツ第1弾「試練の覇者」に含まれる「宝探しで見つける装備」など、その内容にちなんだBLOGを更新していこうと思います。
初回の今日は「コログのお面」を紹介します。
モチーフとなっているコログ族が登場する『風のタクト』は、ゲームキューブで2002年に発売され、2013年にはWii UでHD版としてリメイクされました。
今作でもハイラルの大地のさまざまなところに隠れています。コログのお面は、この「隠れコログ」に深く関係する装備なんです。
広いハイラルの大地には怪しい地形が山ほどありましたので、開発中「そこに何かをセットしておいて、発見するとうれしいよね。」というのが始まりで、最初は実験的に適当な石のオブジェを使っていたんです。
開発が進んでいくうち、やはり石だと無機質で、ただ見つけるだけなのは面白みに欠けたので、「何か小さな生き物が隠れているのを見つけるのはどうだろう?」と、それまでコログの森にだけ生息していた彼らは、ハイラル各地にいろんな形で隠れることになりました。 さて、今回手に入るコログのお面に話を戻しますが、ただ被ってコログ族の気分を味わえるだけではありません。なんと、着用すると隠れているコログの近くを通った際、揺れて教えてくれる機能を持っているのです! 大勢のコログたちの発見にとても役立つと思いますので、是非活用してもらえるとうれしいです。
藤林 秀麿
ディレクター
6.23
ゼルダ姫を演じる
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
こんにちは、宣伝担当のひろPです。
今回はゼルダ姫の声(日本語)を担当してくださった嶋村侑さんにいろいろ訊いてみました!
Q.収録を振り返って、印象に残っていることはなんですか?
A.これまで「ゼルダの伝説」の音声はリアクションの声のみで表現されてきたので、今作で初めて台詞を喋るということが触れてはいけない領域に触れるような気がして、正直とても不安でした。
初めての収録の日、「本当に喋っちゃっていいんですか?」と質問すると「これもゼルダのアタリマエを見直す挑戦なので、いいんです。」と断言されたのをよく覚えています。
Q.苦労されたシーンがありましたら教えてください。
A.最初に悩んだシーンは、仮初めの儀式をしているところです。
彼女の性格、やる気の度合い、力の足らなさや気まずさが、儀式の詞からだけでは分からないので、森さん(※今作の脚本・ムービー担当)に説明してもらって何度か録り直して、 やっと今の形になっています。
Q.では、好きなシーンは?
A.たくさんありますが、一番好きな台詞は、ゼルダ姫が覚醒したあと、デクの樹サマとお話しするシーンの『はい』です。
自分のやるべきことを見据えて、先はまったく見えないけれど諦めず、リンクに希望を託す。全部をデクの樹サマへの『はい』という返事の中にこめたつもりです。
Q.収録の雰囲気はどんな感じでしたか?
A.ゼルダの収録は、アニメとも洋画の吹替えとも他のゲームともまったく違っていて、なんというか、あまり型が決まってないんです。お互い手探りで、良い方法を探していく印象があります。「ゲームにはめてみたら、もっと良くなる演出が見つかったので……」と再録した台詞もあったりして、初めての経験でした。
Q.ゲームをプレイされていかがでしたか?
A.先日、ついにクリアすることができました! やったー!
遊んでいるうちに「リンクとこの大地が大好きだ!」という気持ちでいっぱいになりました。まだ盾サーフィンが下手っぴなので、乗りこなせるようになりたいです。
みなさんもそうかもしれませんが、私は普段の生活の端っこにゼルダを感じる瞬間があるんです。そんな瞬間もちょっと楽しくなりますね。
Q.読者のみなさんへメッセージをお願いします。
A.とても一生懸命で感情豊かなゼルダ姫を演じさせていただきました。ぜひ、ゼルダ姫との記憶をすべて思い出してくださいね。ありがとうございました。
嶋村 侑
声優
6.16
記憶がつむぐ物語
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
こんにちは。脚本・ムービーを担当した森です。
今作は攻略の仕方も含めて自由度の高さが特長でしたので、それに即した「ムービーを見る=記憶の断片を取り戻す」という“遊び”が生まれました。
記憶を収集してつなぎ、まだ見ていない過去に「何があったんだろう?」と想像する……
いままでのゼルダには無かった新しい“遊び”、楽しんでいただけたでしょうか?
思い出した記憶のムービーは冒険手帳で何度でも観ることができます。記憶を取り戻す順番は自由なので遊んでくださった方それぞれの物語がつむがれますが、冒険手帳の中の記憶は時系列順に並んでいるので、全部集めたらぜひ通して観てみてください。
ムービーに登場するキャラクターたちを代表して、ゼルダについて少しお話しします。
これまでのゼルダ像である「封印する姫」と、今回の新たな「研究する姫」という二つの役どころを考えたとき、「封印の力を使えない姫」が生まれました。過去作同様に「ゼルダを助けたい」とみなさんに想っていただけたらとても嬉しいです。
ある場所ではゼルダやハイラル王の気持ちが書かれた日記も見つけられます。記憶のムービーと合わせて楽しめる内容になっていますので、まだ見つけていない方は頑張って探してみてくださいね。
森 直樹
シネマティックデザイン
6.14
第1弾追加コンテンツが6月30日(金)に配信決定!
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
こんにちは、宣伝担当のひろPです。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』楽しんでいただいてますでしょうか?
「エキスパンション・パス(追加コンテンツ)」第1弾「試練の覇者」は、6月30日(金)の午後より配信開始です。くわしい内容がわかる映像を公開しましたので、ぜひご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
そうなんです、今年の冬に配信予定の追加コンテンツ第2弾の名称が「英傑たちの詩(バラッド)」に決定しました。「英傑たちの詩」では、新しいダンジョンや四人の英傑とゼルダのエピソードをお楽しみいただけます。
第1弾と第2弾がセットになった「エキスパンション・パス」は、ニンテンドーeショップよりお買い求めいただけます。
さらに! 四人の英傑の新しいamiiboも今年の冬に登場予定です。続報をお待ちください。
ひろP
宣伝担当