500年もの眠りから覚め、現代に蘇ったアンブラの魔女。
武器工としての裏の顔を持つバーの店主・ロダンから
「ベヨネッタ」と名付けられた彼女は、
天界に住まう天使たちを狩りながら、
失った記憶を取り戻す手がかりを探し続けていた。
あるときベヨネッタは裏社会の情報屋・エンツォから
得た情報によって、記憶の鍵となるヨーロッパの辺境の街・
ヴィグリッドへと向かうことになる。
神と天使を崇める教団に支配されたその街で、
「我が娘よ」と脳裏に呼びかける声に導かれるベヨネッタ。
その行く手に立ちはだかったのは、襲い来る天使の群れ、
そしてベヨネッタと同じ魔女の力を操る謎の女、ジャンヌだった。
過去の因縁からベヨネッタを執拗に追い続ける
ジャーナリストのルカや、街を一人でさまよう
謎めいた少女セレッサとの出会いを経て、
ベヨネッタは過去の記憶を手繰り寄せ、
ついに教団の長・賢者バルドルと対峙する。
バルドルとの死闘から数か月後。
平和な日常を乱す天使たちとの戦いの最中、
召喚した魔獣ゴモラが突如として暴走し、
ベヨネッタに襲いかかった。
その場に居合わせたジャンヌは、身をていしてベヨネッタを守るが、
その代償として魂を魔界へと引きずり込まれてしまう。
ジャンヌの命が完全に尽きるまでの時間は、残りわずか。
無二の親友を救い出すため、ベヨネッタは
魔界の名工・ロダンや、情報屋・エンツォの助力を得て、
魔界への扉があるという絶界の霊峰
「フィンブルヴェトル」へと旅立つ。
一切の記憶を失い、それでもフィンブルヴェトルの
山頂を目指して街を行く不思議な少年・ロキとの出会い、
そして仮面で素性を隠してベヨネッタを付け狙う
謎の賢者との戦いを経て、
ようやく魔界への扉の先へとたどりつくベヨネッタ。
そこは異形の悪魔や魔獣たちが跋扈する
阿鼻叫喚の世界だった。
押し寄せる魔物たちとの死闘の果てに、
ベヨネッタはついにジャンヌの救出に成功するが、
またもベヨネッタの前に立ちはだかる仮面の賢者、
そしてその賢者を裏で操る“預言の者”の登場で、
戦いは更に混迷を極めていく。
天使たちを使役していたルーメンの賢者と、対を成す一族。賢者と魔女で、世界の秩序を保つ役割を担っていた。魔女は悪魔と契約を結んでおり、強大な魔力を駆使できる。また、修行により肉体も鍛えており、一人前の魔女ともなれば、高速で行動する魔女の秘法“ウィッチタイム”などを駆使できる。
500年前に賢者たちが仕掛けた“魔女狩り”により一族は殲滅されたと思われていたが、唯一ベヨネッタだけが生き延びていた。
数百年の時を超えて、現代に生きる魔女。絶大な魔力を誇り、契約している魔獣を使役して天使たちと戦い続けているが、自分が魔女であること以外の記憶を失っている。
四丁の拳銃“スカボロウ フェア”を両手足に装着し、拳銃と格闘技を組み合わせた戦闘術“バレットアーツ”を使いこなすほか、髪を触媒に魔獣の力を顕現させる“ウィケッドウィーブ”も駆使する。
神や天使たちが住んでいる世界。世界の狭間にある“プルガトリオ”を通して、人間界にも影響を与えている。プルガトリオにいる天使やベヨネッタの姿は、人間界からは見えることはない。
ベヨネッタは天使たちを狩り続けているが、その理由は彼女いわく「アンタたちの顔がムカつくから」。
スラム街で“The Gates of Hell(ゲイツ・オブ・ヘル)”というバーを経営している。表向きはバーテンダーとして働いているが、裏では武器工としての顔も持つ。
自分の名前も思い出せずにいた記憶喪失の魔女に“ベヨネッタ”と名付け、“スカボロウ フェア”など、数々の武器を提供したのも彼だ。
“魔界のガンスミス”と称されるが、その素性は謎に包まれている。
裏社会の情報屋。危険を察知する天性の嗅覚で裏社会を渡り歩き、広い人脈と情報網で金を稼いできた。
ベヨネッタとは、特ダネ情報やワケありの葬式を斡旋する代わりに、報酬をピンはねする、持ちつ持たれつの関係。だが、ベヨネッタが絡むと何かと経費がかさむのが悩みの種らしい。彼の情報が発端となり、ベヨネッタは自分の過去をたどる戦いに赴く。
こう見えて、美人の奥さんと子どもたちを溺愛するよきパパでもある。
ヨーロッパの辺境にある街。かつては魔女と賢者が住む街だったが、現在は独自に作られた政府により統括されている。巨大複合企業“イザヴェルグループ”の多大な影響を受けており、その最高幹部バルドルが実質的な支配者として君臨している。ベヨネッタは自身の過去の手がかりを探っていくうちに、この地へとたどり着く。
ベヨネッタと同じく“バレットアーツ”の使い手であり、魔獣の力を駆使することもできる謎めいた女性。行く先々でベヨネッタの前に現れて挑発するような行動を取るが、どうやらベヨネッタの過去を知っている様子。その目的は不明だが、漆黒の四丁拳銃を駆使し、ベヨネッタの前に立ちふさがる。
袖に仕込まれたフックショットを駆使してどこにでも忍び込める軽快さと、危険な場所にも果敢に飛び込んでいく根性の持ち主。
しかしベヨネッタからは半人前扱いで、“チェシャ”と呼ばれてからかわれている。
ベヨネッタが記憶を探して訪れたヴィグリッドで出会った、謎の少女。初対面のときから、なぜかベヨネッタを“マミー”と呼んで慕ってくる。いつも黒猫のぬいぐるみ“チェシャ”を手放さず、少し泣き虫なところもある。
ベヨネッタは「泣き虫は嫌い」と突き放す態度を取るが、心の奥では放っておけない何かを感じているようだ。
ヴィグリッドに拠点を置く巨大複合企業体“イザヴェルグループ”の最高幹部。街の頂点に君臨するバルドルは、ヴィグリッドの人々の崇拝対象となっている。希少な貴金属コレクターという一面もあるらしいが……。
アンブラの魔女、ルーメンの賢者がそれぞれ所持していた、ふたつでひとつの宝石。ふたつが揃えば、世界を掌握するほどの絶大な力が得られるという。
バルドルとの戦いを超えて、失っていた記憶を取り戻した魔女。
『1』のときとは髪型もファッションも一変。トレードマークのメガネは健在だが、ショートヘアで新たな戦いに臨む。使用する拳銃は“ラブイズブルー”。
ベヨネッタとともに500年前の魔女狩りから生き延びた、アンブラの魔女。『1』での紆余曲折を経て、ベヨネッタとは親友の間柄に戻った。気分に応じてファッションをガラッと変えるのはベヨネッタと同様で、『1』でのショートカットから一変し、今回は見事なロングヘアーをなびかせて登場する。
悪魔や魔獣たちが住まう、弱肉強食の世界。ヒエラルキーの決まった階級社会である天使たちとは異なり、己の力で上下関係を作っている。そのため、悪魔や魔獣たちの中には、互いに因縁がある者もいるようだ。人間界のどこかに、 “ゲイツ・オブ・ヘル”という魔界に繋がる門があるらしい。
スラム街でバー“The Gates of Hell(ゲイツ・オブ・ヘル)”を営むバーテンダー。『2』でも武器職人としての腕は健在で、ベヨネッタに“ラブイズブルー”を始めとする数々の武器を提供している。
最近は和装に凝っているようで、紋付き羽織で登場。ほかにもサンタクロース姿など、コミカルな装いも見せてくれるようになった。
裏社会の情報屋。『1』ではベヨネッタの無茶に巻き込まれて散々酷い目に遭ったが、懲りずに情報屋稼業を続けている。相変わらず情報屋としての仕事はピカイチで、ベヨネッタやロダンさえ知り得ない情報を掴んでくることも。時にその情報が世界の運命さえ左右することもあるが、彼は知る由もない。
今回は、ベヨネッタのショッピングに付き合う最中、子どもたちへのクリスマスプレゼントを買うはずだったが……。
魔界と繋がる門“ゲイツ・オブ・ヘル”があると噂される霊峰。その麓には水の都・ノアトゥーンがある。
神聖な場所で、かつては神々に選ばれた人間が山を登り、神に謁見をしていたと伝えられている。
水の都・ノアトゥーンで出会った、不思議な力が使える少年。霊峰フィンブルヴェトルの山頂を目指しており、ベヨネッタに協力を求めるが、その目的は不明。
トランプのようなカードを武器に、ふつうの人間には見えないはずの天使たちと戦うことができる。時空さえも操る力は、アンブラの魔女ともルーメンの賢者とも異なる能力のようだが、その素性は謎に包まれている。
ベヨネッタの魔導術に匹敵する力を駆使し、さらには天使たちを召喚して操るなど、常人を凌駕する力でベヨネッタの前に立ちはだかる謎の賢者。
仮面で素顔を隠しており、その素性は不明。しかし白装束に身を包んだ姿は、世界の観測者と謳
われてアンブラの魔女と並び立っていた、ルーメンの賢者を彷彿とさせる……?