どんなゲーム?

このタイトルは、1987年に発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用のアドベンチャーゲームです。川を流れていたおわんから生まれた男の子と、竹から生まれた女の子が、さまざまな昔話が登場する世界で冒険を繰り広げます。状況に応じてコマンドを選び、時には2人の主人公を入れ替えながら、ユーモアやギャグが織り込まれた物語を読み進めます。

ストーリー

むかしむかし、長串村におじいさんとおばあさんが仲むつまじゅう暮らしておった。しかし2人には、子どもがおらんでのう。くる日もくる日もお地蔵さまに、どうか子どもを授けてくだされと信心ぶこうお祈りしておった。そんなある日のことじゃった……。
おじいさんとおばあさんは、不思議な夢を見たのじゃ。なんと男の子と女の子、2人の赤ん坊を授かると……。2人してそのような夢を見るとはのう……。まこと不思議なこともあるもんじゃて。
そして、あくる日のこと。山に芝刈りに行ったおじいさんは、竹やぶで女の赤ん坊を見つけたのじゃよ。もう驚いたの、なんの……。
いっぽう川に洗濯に行ったおばあさんは、男の赤ん坊を見つけたというわけでな。おじいさんとおばあさんは、それはもう大喜びでのう。自分らの子どもとして、2人の赤ん坊を育てることにした……というわけじゃ。
月日は流れ。2人の子どもも、ものごころつく年ごろになってのう。一家はむつまじゅう暮らしておったわけなのじゃが……。
そのころから、鬼やら龍やらがそこいらを荒らしまわるようになりおった。それがなにやら、子どもらの生まれの秘密とつながりがありそうでのう。やがて2人は、遠く遠くはてしない旅に出ることにあいなるのじゃ。

キャラクター

男の子(どんべ)

女の子(ひかり)

おばあさん、おじいさん

金太郎

遊び方

画面の見方

コマンドを選ぶ

コマンドは十字ボタンで選び、Aボタンで決定してください。コマンドを選んだあとに、人やものなどを選ぶこともあります。なお、人やものなどを選ぶときにBボタンを押すと、コマンド選択にもどります。

「みる」ものを見ます。 「とる」ものを取ったり、着物を脱ぎます。 「はなす」誰かと話します。 「あける」扉や箱などを開けます。 「つかう」現在の主人公が持つもちものを使います。 「たたかう」誰かと戦います。 「いどう」ほかの場所に移動します。 「ひとかえる」操作する主人公を入れ替えます。 「もちもの」現在の主人公が持つもちものを確かめます。

2人の主人公を使い分ける

本作は「どんべ」と「ひかり」の2人を状況に応じて入れ替えながら、ゲームを進めていくことになります。主人公によってできることや、登場人物の反応が異なります。個性的な2人を使い分けることによって、幅が広がるお話を楽しんでください。

どんべはちょっとぶっきらぼうな挨拶
コマンド「ひとかえる」で2人を使い分けよう!
ひかりはていねいな挨拶

アドバイス

行動に気をつけよう

禁止されたことや、罰当たりなことを行うと、罰を受けてしまうことがあります。そのままゲームオーバーになってしまうことが多いので、注意しましょう。また、急いで行動する必要があるときは、必要なコマンドだけをすばやく選んでください。逆に、何もしないでいると進む場面も……。

2人の主人公を使い分けよう

どんべではできないことをひかりができたり、逆にひかりができないことをどんべができる場合があります。お話が進まなくなったら、コマンド「ひとかえる」で2人を使い分け、さまざまなコマンドを試してみましょう。また、2人はそれぞれ別々にアイテムを持つことになります。2人でさまざまなアイテムを使い、お話を進めていきましょう。

メモを取ろう

ゲームを進めていると、さまざまな情報が手に入ります。行き先や必要なものなどを忘れないように、メモを取りながらゲームを進めましょう。

遊べる本体