オヤ・マー博士の研究日誌

  • XXX-001 偶然の産物
  • XXX-002 “グー”の特性
  • XXX-003 グーイージの誕生
  • XXX-004 懐かしのあの屋敷
  • XXX-005 新たな能力
  • XXX-006 グーイージの弱点
  • XXX-007 グーイージの完成

XXX-002:“グー”の特性

わしの天才的なヒラメキにより、オバケエネルギーと「ルノマングリーニーコーヒー」をかけあわせることで誕生した新たな物質“グー(GOO)“。この“グー”をどう活用できるか考えるために、わしは”グー”の特性を調べていくことにしたのじゃ。
はじめに“グー”に熱を加えようと、炎を当ててみた。するとどうじゃ、オバケエネルギーのときは全く反応しなかったのに、“グー”はいとも簡単に溶けてしまい、消滅してしまった。“グー”は熱に弱いことがわかったのじゃ。
次に“グー”に水をかけてみることにした。
炎とは違う反応が起こるのではと思っておったのじゃが、わしの期待通りにはいかなかった。なんと水に触れてもすぐに溶けてしまったのじゃ。“グー”は熱にも水にもとても弱いということじゃな。
じゃが、ここで驚くべきことが起きたのじゃ。水に触れた部分は溶けてしまったのじゃが、残った部分が、水から逃れるように動いていくではないか!
なんとこの“グー”は単なる物質ではなかった。というのは他にも、“グー”を指で押してみると押し返そうとしたり、近くで音がするとその方向へ近付こうとしたりといったことも起こるのじゃ。どうやら“グー”には、何らかの刺激を与えるとそれにひとりでに反応する不思議な性質があるようじゃ。こんな物体は初めて目にするわい!こいつを何かに使わない手はないというものじゃ。わしはこの奇妙な物体“グー”をどうにかして利用してやろうと、ルノマングリーニーコーヒーを片手にアイデアを考えることにしたのじゃ。